二輪車減車の乱
「何のために家を建てるのか」
私が家を建てるのは「現在のアパートでバイクを盗られたため、昔住んでいた治安状況が良く判っている所に安心できるバイク置き場が欲しい」というのが大きな動機のひとつになっていました。
この話の時期は仮契約が済んで、未だ前回作成したトー・チャンの力作間取りを提出する前の話です。
詳しくはこのブログの記事一号「序章」をご覧下さい。
「あれ?足りないんですけど?」
当家にはバイクが複数台ある。と言っても遠出用の250ccスクータとあとは嫁と私用の原付だ。それは最初の家の希望聴取の時点で住友林業に伝えていた。
ところが、ふと設計Bさんから手渡された地割図を見るとバイクが一台しかない。
他の隙間を良いように解釈してもバイク駐は二台が限度。それも自転車の駐輪場を浸食してである。
シゲ:「あれ?バイクの駐輪場が足りないんですけど?」
設B:「あ、それですね。相談なんですけど、お土地の広さに対してバイクが多すぎませんか?減らせませんかね」
シゲ:心の声(ワッツ!?この人は何を言っているのか?放っておいてくれそんなこと。ホワイ?何故この人はそんなことを言っているのか?それ諦めたら家建てる意味が無くなってしまう!!)
シゲ:「この外構プラン、ココ無意味に私は希望していない岩っぽいのがありますけどこれは何ですか?このような不要な物を無くして地割を整理したらちゃんと置けると思っています。外構さんとお話ししたとき、家を建てるのに必要な工事以外一切余計なことしなくて良いと伝えましたよね。余計な物を配置しておいて、それが原因で客の希望を排除するのはあり得ないでしょう。勝手に決めないで下さい。」
設B:「そうですか。二輪車を減らすのは難しいのですね。」
シゲ:「ムリです(何勝手に人の人生プラン変更してるんだ!!)」
「どうしましょうか」
「ではどうしましょうか」の問いかけに対し、確かにその時点での間取りでは設計Bさんの言うとおり、いろいろ成立が難しいことはなんとなく判った。
でも、地割は立派な土地の間取りであり、家の間取りと密接にリンクしている(戸建てで単独での成立はあり得ない)。家の間取りもその時点では単なる仮の産物でしかなかったので、住友林業としては「客の要望に応えるための優先順位を読み取り総合プランを立て直すべきだった」。
結論としては「家の間取りも大幅に変更しなくてはいけない」になり、この後しばらく設計Bさんと一緒に考えましょうと言葉を交わし数ヶ月に及ぶ間取りの迷走が始まる。
「やる気エンジン始動!」
そもそも今回の件、いろいろ順番がオカシイ。バイクを減らす必要があるなら、コチラにお伺いを立ててからにして欲しかった。(突然手放せって言われても困る)
住友林業は私の希望に全くそぐわない意味不明な外構プランを勝手にたてて、それで見積もりをたてて(しかもメチャ高い)私が「ハイそれでお願いします」と言うと何故思ってしまっていたのか。このときは中々衝撃的だったが、似たようなことがこのあと何度もやってきたので「ああ、この会社はそう言う体質なんだな」と確信した。
それまでは「ちょっと頼りないな」程度にしか思っていなかったが、間取りだけでは無く「地割も任せることが出来ない」ということを改めて思い知らされ、全て自分で考えて納得がいくようにプランニングせねば高いお金を払って後悔する家が出来てしまう!!と家設計に対するエンジンがようやく掛かった瞬間でもあった。
「読者皆様に御礼申しあげます」
これで今年の投稿は最後になります。
このブログを立ち上げて未だ1ヶ月経っていないのに、まさかブログ村「住友林業カテゴリ」で五本の指に入ってしまうとは、正に夢のようあり、まだ実感が正直ありません。
立ち上げ当初は「日に数人しか来ない閑散とした自己満足ブログになるだろう」としか考えていなかったので、なんともうれしい誤算です。
これも読んで下さる皆様のお力添えの賜であり、読者の皆様に感謝の念でいっぱいです。
皆様良いお年をお迎え下さい。
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