シゲの住林戦記

住友林業の敷居を跨いだ時、戦いは始まった

序章

「全ての始まり」


<2018年某月>
以前住んでいたアパート跡地が宅地として売り出されたと、嫁が噂をどこから聞いてきた事で全ては始まった。


個人的に現在の賃貸から将来中古マンションでいいから買おうかな?等とおぼろげに考えていたが、その約半年前に全国を駆け回った思い出のバイクを盗まれ、そのアパートに嫌気がさしてたところにこの情報だった。


前のアパートには10年近く住み、治安を含め勝手も分かっている。
バイクも車庫を整備したら盗まれることは無いだろうなと軽い気持ちで、ハウスメーカーと接触することになった。



「三井ホーム」


最初に縁があったのは三井ホームだった。
ただ、当時私に家に関する知識はゼロに等しく、恥ずかしながらこの三井ホームという会社すら知らなかった。


話を聞いてみるだけ、、、と、女性をナンパするときの常套句のような感覚で担当と会った。
しかし、それは敏腕営業マン、気がつけば「どこの土地を希望されますか?」
「どのようなお家をご希望ですか?」と矢のような質問に何かよく分からず答えていた。
とんとん拍子で向こうの必要な情報を吸い取られ、営業マンがかえった時に私はもぬけの殻


「あれ。もう建てることになってるぞ???」としばらく後に我に返ったのを思い出す。


そこからだった。知識ゼロの私にとって、「家」とは何か、色々な文献やネット情報を調べることから始まった。


ところがズブの素人には「三井ホーム」について
・2x4工法
・外部デザイナーが付いてエクステリアがかっこいい
・高い


それしか分からなかった。
しかしながら、ツーバイフォーとは何かも分からなければ
質実剛健派な私にとって、ゴテゴテエクステリアは余り好みでは無かった
更に中古マンションを買おうとしていた人間にとって、私と嫁の実家より狭い土地に大枚を叩いて購入し、更に高価な上物を買うことに抵抗があった。


迷っていた私の気持ちを察して、次なるアクションを起こしたのは嫁だった。


「住宅展示場行くで!!」


次の週末、とある住宅展示場に私は立っていた。
そこで出会ったのが運命の「住友林業」である。